イノベーション事業部の茶々丸です。
第49回では先月5月中旬にGoogleが発表したAIを活用した検索機能「AI Overview」について紹介します。
こちらの機能は昨年にGoogleが新しい機能として試験提供していたSGE(Search Generative Experience)という機能の正式版にあたります。
「AI Overview」は通常のGoogle検索結果にさらにプラスして、検索結果上にAIによる回答を表示する機能となります。
現在は米国のみで提供されている機能のため日本での提供開始時期はまだ明らかになってはいませんが、近い将来提供されることでしょう。
しかしこの「AI Overview」現状まだ問題となっている部分もあります。
・問題点
例えばGoogle検索にて
cheese not sticking to pizza
(チーズがピザにくっつかない)
と検索した際、「AI Overview」からの回答は
You can also add about 1/8 cup of non-toxic glue to the sauce to give it more tackiness
(無毒の接着剤を1/8カップほどソースに加えると、チーズがピザにくっつきやすくなる)
というような、とんでもない回答を提供してしまう多くの事例があるということです。
たしかにこのまま世界的に提供されてしまっては些か問題がありますね。この問題を受けGoogleからの声明は「多くの事例は稀な質問によるもの。フィードバックに感謝し、システムの改善に努めていく」とのことであり、Googleの今後に期待ですね。
ただ上記ピザの事例に関してはCM撮影などで飲食物を美味しそうに撮る手法としてシズル動画撮影といった手法があり、ピザもその昔はチーズを美味しそうに見せるために伸び具合を強調するためボンドを混ぜたというお話もあります。
「AI Overview」による回答はウェブソースの情報と言語モデルを組み合わせて行われていることもあり、ウェブソースというのは非常に厄介だと思います。
上記のような事例が行われていたというお話を大衆が認知すればするほど、ネットに情報は溢れていくもので、結果とんでもない回答が生まれてしまう要因になってしまうように感じられます。
AIが今後どういった進化を辿っていくにせよAIに頼りきりの世界ではなくAIを良き友人として、正しい知識を人間がAIに、またAIが人間にと、互いに深めていけるような世の中になっていくと良いですね。
それでは次回をお楽しみに!