【ITマーケティング】検索手法の多様化について

先日、飲食店に関わる興味深い調査データが発表されました。

「グルメサイトに関する消費者意識調査」。

株式会社TableCheckが発表したこの調査データは、一言で言えばGoogle検索(Googleマップ、Googleマイビジネスなど)やSNSで、自店舗のターゲットに合った顧客層に発信し、ユーザー側も自分に合った情報を簡単に検索できる時代となり、グルメサイト離れが加速しているといった内容でした。

この結果だけ見ると、次なる「顧客が集まるプラットホーム」を知りたくなってしまいますが、実はここでしっかり見据えなければならないのは「検索動向」であると、私は考えます。

グルメサイトから顧客が離れ、次はGoogleだ!といった安易なものではないというものです。

今回の調査データの内容を疑った訳ではありませんが、弊社でも似た内容でリサーチを実施しました。一般消費者90名に対して以下の質問を投げかけました。

Q 飲食店探すツールは?①Google検索②Googleマップ③グルメサイト④その他

といった内容です。この質問に対して以下の回答をいただきました。

前段でお話をした調査データとほぼ似た回答内容でした。これを見るとGoogleマイビジネスとGoogleマップを合わせれば、50%の方がGoogleを飲食店探しに利用しているということになりますが、今回のリサーチにご協力をいただいた皆様の回答の仕方にヒントがあると思ったのです。

いかがでしょうか。一つのプラットホームに限らず、様々なプラットホームを利用する方が多いということが分かりました。

この検索動向はマーケティング用語では「AISASの法則」と呼ばれています。

インターネットが多く普及した現代における、消費者の購買行動プロセスを表したものです。

「AISASの法則」とは、インターネットより得られた情報をもとに、消費者が商品を購入するまでの行動プロセスを「認知・注意(Attention)」→「興味・関心(Interest)」→「検索(Search)」→「行動(Action)」→「共有(Share)」の5段階で表したものです。

まず消費者は、WEB媒体などの広告から店舗の存在を「認知(A)」します。

その中から「認知」した店舗を、自分に関係のあるものとして「興味・関心(I)」をもち、そこで来店について検討するようになります。

「興味・関心」を持った店舗について、消費者はインターネットで「検索(S)」を行います。Googleやグルメサイトなどの検索エンジンを利用して情報収集し、様々な店舗と比較検討します。

実際にその店舗に関連するホームページを見に行くお客様もいるため、検索されるであろうキーワードでサイトが上位にある事も重要です。また、内容が充実したホームページでないと、その時点でお客様の来店意欲を失くしてしまう可能性もあります。

・お店へのアクセスが分かりやすい

・商品について、お客様の声など信頼性のある口コミ掲載がある

・「お問い合わせ」「予約」ボタンがあり、常に来店に繋がる導線がある。

・来店へのステップを1つでも少なくする

など、お客様がスムーズに「行動(来店)」できるようサポートするのも、ホームページの大きな役割のひとつです。

来店した店舗の商品(メニュー)について、感想などをブログやSNS、口コミサイトを用いて発信したり、知人に口頭で伝えることで情報を

「共有(S)」します。

「共有」された情報が他の消費者の目に留まることで、来店行動が広まっていくのです。

インターネットの普及に伴い、お客様の購買行動プロセスは多様化してきましたが、

その中でも「検索」は欠かせないものになっています。

「お客様の求める情報を発信出来ているか?」

「興味・関心を引くようなコンテンツが充実しているか?」

以上の点を踏まえ、「AISASの法則」を意識しながら、より魅力的なホームページづくり、情報発信を心がけることで、

新規顧客獲得に繋がります。

㈱エンジョイ 執行役員 信田 晋佑